ニュースレター第6弾を公開します
【テーマ】「運転士から見たJR山手線」 ⼋雲サロン第333回(2014.3.12)
【ゲスト】 上土井泰子氏(52・社会) 東日本旅客鉄道(株)
●お話の概要報告
山手線における女性運転士一期生として働く上土井さんの、運転士になるまでの苦労と運転士の魅力についてのお話。
都立大のワンゲル部出身で、部活の際の鉄道旅行が楽しかったことが入社のきっかけだそう。
最初は駅員としてみどりの窓口や新幹線の改札口で働いていた。その後の異動で車掌として勤務し、運転席に同乗した際に面白そうだと思い、運転手を志した。運転手になるためには3ヶ月みっちり研修を経たのちに試験に合格しなかればならず、泊まり込みの生活で大変だったとのこと。
1日の乗務は3〜5周で、一周して1時間休憩といった勤務パターンであり、ホームドアのついている駅では±35cm以内に停車させなければならない。
現在は女性運転士の割合が増えてきていて、賃金の格差をなくすなど、女性が働き続けやすい職場環境の構築に力を入れている。
【現役学生の感想】
都市環境学部 H.S.さん
私は幼い頃から電車が好きで、運転士に憧れを持っていたが、今回の概要を読んで運転士になるまでの道のりが非常に険しいものであるということを知り、大変なお仕事だなということを実感した。また、電車の遅延に世の中が厳しいように、乗務の開始と終了は1分単位で管理されているという厳格な体制にも驚かされた。